植木屋さんの「いろは」
一級建築士として、
オーナー様の家づくり設計担当として
日々家づくりのサポートをしている
私ですが、
実は、実家が植木屋ともあって、
一時、植木職人として
修行していました。
その中で得た庭づくりについての
「いろは」を今日はご紹介。
間もなく家づくりが終わりを迎える
YAMATOの家では、
庭づくりが準備されています。
その中で、今日は
「樹木の移植」について。
思い出のある木と一緒に引っ越し
するのですが、
木を移植する時には、
悲しい現実が・・・
そのまま持ってきたい気持ちは
十分に理解しているのですが、
移植する時には、
どうしても木の根に手を加えて
しまいます。
「根巻き」という工程です。
人間でいう血管に手を付ける事と
同じなのです。
栄養を吸収する部分が減るため、
そのまま木を植えると枯れやすく
なってしまいます。
そのため、栄養の消費を減らすために
枝を少し剪定します。
これは大切な木がいつまでも、
元気でいてもらうための
職人技なのです。
見た目が悪いからとかではありません。
せっかくの木を大切にして欲しい。
それは職人さんもおなじ。
今回は「サルスベリ」と「モミジ」を
移植します。
もう間もなくオーナー様より一足先に、
新しいお家に引っ越しします。
2016/01/26