3つの資格
先日ある建築専門誌に載っていた記事が目にとまりました。
皆さんもご存知かと思いますが、一級建築士は国家資格。
自分で言うのもなんですが、最近の一級建築士の合格率って
けっこう低いので合格するのは難義。
だからこそ、○○の匠とかいってテレビに出る人はみんな一級建築士。
そして、結構いい収入なんだろうな~って想像される・・・
どれくらいの高収入なんだろう・・・
皆さんはいくらぐらいが一級建築士の年収平均だと思いますか?
あくまでも全国平均。設計事務所や工務店、大手ゼネコンでも全然違います。
そして年収比較されるときによく登場するのが、「医者」と「弁護士」
欧米に行くと「医者」「弁護士」「建築士」この3つは高所得の人とされています。
なので日本でもその比較。
その本にはこうやって載っていました。
「医者」1,200万円以上
「弁護士」1,000万円以上
「一級建築士」650万円程度
650万円でもすごいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、一級建築士の人の希望年収についても書いてありました。
1,000万円は欲しいらしいです。
すご!!
650万円でもかなり羨ましい・・・という私のは心に留めておいて、
なぜ日本ではこの3つの資格の中でも一級建築士だけが医者の半分程度の
年収になってしまうか。
これは「Architecture(建築家)」と「Builder(建築士)」の違いのようです。
欧米でいわれるArchitecture(建築家)とは、
建築史(建築の歴史)、芸術(デザイン)、経済(コストコントロール)、監視(現場の管理)
そして顧客と製造との間にいる、中立性がある人が建築家。
いっぽう、日本でのBuilder(建築士)とは会社の利益を確保する。
こういう認識がとても強いようです。
だからこそ日本ではまず営業さんと言う人と話をする。そこには建築家がいない。
そしてその会社の仕様で設計されたものが目の前に完成する。
これが建築家と建築士の違い。
ただ、この考えが日本の全ての一級建築士に該当するがというと、
ちょっと違うかな。
私自身が勤務していた設計事務所では、このArchitectureの感覚。
お客さんにいいものを設計し、ビルダーに見積も依頼し、適正価格か確認是正させ、
図面通り現場が進行しているか確認する。こういうArchitectureの感覚がありました。
だからこそ、Builderの会社とはどうしても肌が合わない・・・
そこにお客さんがいない感覚があまりにも強くて・・・
今はYAMATOの家の一級建築士として在席しています。
YAMATOの家はどうか・・・
オーナー様ご家族の家以外のお金は最小限にする「コストカット経営」
これは、品質を落としている訳ではありません。
いい材料を適正価格でオーナー様ご家族に提供し、カッコイイ家を創る。
そしてYAMATOの家の現場監督が日々の家づくりの進捗状況を監理する。
現代風の家、和風の家、洋風の家、古民家の家、いろんな様式を取り入れて
注文住宅を創り上げるのがMADE IN YAMATO。
皆さんもいろんなイメージがあるかもしれませんが、
今日はちょっと一級建築士についてご紹介させて頂きました。
2018/06/03