色の算数
色にも算数があるのはご存知ですか?
足し算と引き算があります。
まずは足し算。
「加法混色」というのが正しい説明です。
赤・緑・青を足していくと「白色」になるのが加法混色。
テレビやパソコンなどのモニターはこの加法混色の原理をもちいて
私たちに色の情報を伝えてくれています。
ではもう一つの減法混色。
加法混色と同じようにマゼンタ・イエロー・シアンを混ぜ合わせて色を表現するのですが、
これは皆さんが1度はやったことがあるかとおもう、
絵の具のパレットにつけた絵の具を洗い流すときにすべてを混ぜると
真っ黒になるという遊び・・・これ私ぐらい?
家づくりではこの減法混色を使う人がいます。
それが塗装職人さん。
ただ、やっぱりプロってすごいと思った瞬間が!
先日、あるYAMATOの家の巾木を「ちょっとかわった青」に
仕上げる必要がありました。
簡単に言うと特注色です。
この青をつくるときに
「ベースを青で、赤を混ぜてみて・・・いや黒を混ぜてみて・・・」
ん~なんか違う・・・
この時に発想の転換が出来るのがプロ。
YAMATOの家の塗装職人さんもプロでした。
「紫に赤を混ぜてみて・・・」
出来た!!
それがこの巾木です。
この色を出せるのは減法混色を理解し、
塗装の性格をよく理解しているプロの職人さんだからこそ
できた青の特注色の巾木・・・
巾木って壁の一番下についている3cmぐらいの付属品ですよ!?
でもそれがオーナー様ご家族のこだわりだから
塗装職人さんも実現してくれました。
ありがとう塗装職人さん!!
この瞬間に立ち会えたのがここ最近では一番の感動でした♪
カラーコーディネーター・色彩コーディネーター 峯田
2018/11/28