職人さんの誇り♪
先日、ちょっと見つけた風景。
こんな感じ。
おそらくトラックが樹木を搬送しているだけでしょう。
ただこの風景を見ると植木職人の家系だからか血が騒ぐ・・・
なぜか。
父親の親方から教わった昔話。
植木屋さんて木の手入れだけをしているだけでなく
樹木の移植なども行います。
その中でも、桜や松などは移植する樹木の中でも難易度が高い。
さらに大きな樹木となればなおさら。
そしてそんな樹木の移植を行える植木屋さんは誇り高い。
なので、移植先が同じ敷地内でも、
一度、樹木を引っこ抜いてからトラックなどに載せて
自分の家まで持って帰ったようです。
それは、
「俺はこんな大きな木の移植をやれるぞ!」
という植木職人さんとして腕をもっているという証だったようです。
そんな昔話を思い出したこの風景。
今はそんなことをする植木屋さんはいないかもしれません。
ただ、大きな木が運搬されているだけで嬉しい。
やはり植木屋の血が流れているようです。
一級建築士 峯田
2019/04/20