青い紙♪
青い紙というタイトル。
あんまり魅力的でないタイトルになっていますが、
今日はちょっと懐かしい設計ツールをご紹介させて頂きます。
それが青い紙です。
折り紙ではなくてこちら♪
名前は「青焼き」といいます。
青焼きと言ってわかる建築士は少なくなってきたのかな~
まだ土木の皆さんは青焼きを結構つかっているみたい。
何かというと、簡単に言えば図面をコピーした物。
そのコピーの仕方が違う。
ネットで検索するとジアゾ式とかよくわからない文言で紹介されていますが、
簡単に言うと、白黒の印刷の時に黒の濃淡で表現されるのが
青い色で図面の線などの濃淡を表現してくれるものです。
普通のコピーはデータをプリンターに送って印刷。
青焼きはコピー用紙ではなくてトレーシングペーパーと呼ばれる
光にかざすと透けて見えるような紙に印刷して
それを元に青焼き機というものにセットして印刷します。
大型マンションなどの同じ図面がいっぱい必要なときにはこの方が安い。
でも今はこの青焼きも徐々に減っているようです。
今日はあるお客さんの敷地調査をしている時に
資料として見せて頂きました。
青焼きは火にあたらないと綺麗に図面が残っている。
もちろん青い色しかないので赤や黄色のいろどころか黒もない。
青焼きは特殊な材料を使うので独特なにおいがするんです。
久しぶりに嗅いだ匂いと共に、
年より建築士の峯田が平成どころか令和にもちょっと記録しておきたい
設計ツールを紹介させて頂きました。
YAMATOの家 峯田
2020/02/20