空気の道
空気の道。
設計が書くと窓の配置など、
通風について書くような感じがしますが、
私がお伝えするのは空気の道。
しかも外壁の中にある空気の道。
これを「通気層」と言います。
本来は通気層についてすごく詳しく書きたいところですが、
今日はその部分は割愛させて頂きます。
通気層を設けるというのは、
高気密・高断熱の家づくりには重要という点だけは
ご理解いただければと思います。
ただこの通気層。
設計にとって簡単なようで難しい。
外壁の仕上げの内側に空気の道を作るというのは、
雨の処理について細心の注意が必要です。
空気の道を作りつつ雨漏りしていたら意味がない。
雨漏りしないように空気の道を塞いでいたら、
これもまた高断熱・高気密の家には意味がない。
その上、外観のデザイン性をも求められるとさらに難易度アップ。
でもこういう時にすごいのがYAMATOの家の
協力業者さんのマニアック営業担当者。
今日も空気の道に新しい部材の採用を考え、
その施工性や細かな意匠性、コスト、安全性など
数種類の部材のサンプルを見ながら打ち合わせ。
こちらが予定している図面をもとに
日々、携わっている業者さんの知恵ももらう。
細かい部分はお伝えできませんが、
かなりいいところまで来ました。
新しいものを使うためには、
今回のものだと棟梁、左官職人さん、コーキング職人さんの
最低3つの職人さんのことも考えなければならない。
いろいろ試行錯誤してようやく見えてきた
空気の道の出口。
オーナー様ご家族が気がつくことのない部分ですが、
家の快適さと耐久性にはかなり重要な内容。
また抽象的ですみませんが、
具体的な内容で近々、ご紹介させて頂きます。
by Mineta
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2022/07/14