霧のまち
私は三島に住んでいるのですが、
御殿場で働くようになって驚いたことが霧です。
会社の前の道路を撮影しましたが、
数m先が見えないほどの霧!
初めて見たときは、「ラピュタみたいでちょっと幻想的かも!」と思ったのですが
実際はそんなことはありませんでした。。
なにせ、運転していて怖い!
カーブや前の車が見えなくて、
霧のときは毎回緊張しながら運転しています。
ただ、霧はなにも悪いことばかりではありません。
先日見たコラムにこんなことが書いていました。
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静岡の名産といえば『お茶』が挙げられますが、
茶の樹は温暖で雨が多い地域でよく生育します。
静岡県はそんな茶の樹の生育条件にぴったり合うのですが、
さらに御殿場には、もうひとつのすばらしい自然条件があります。
茶の葉は、日光に当たって紫外線を浴びると、
ポリフェノールの一種で渋みの成分である「カテキン」が多くなります。
反対に、紫外線をあまり浴びないと、甘み成分の「テアニン」が多くなります。
御殿場の霧は、お茶にとっては
「天然の紫外線よけヴェール」の役割を果たします。
つまり、御殿場の茶の樹は、
ちょうど良い具合に時おり日光がさえぎられ、
紫外線を浴びる量が少ないということ。
そのため、適度な渋みと口に残る甘みの
バランスが取れた、良いお茶ができるのです。
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御殿場の霧によって、お茶の味が守られていたのですね!
確かに「お茶なんてそんなに味は変わらないでしょ」とこれまで思っていましたが、
先日お茶屋さんで試飲したところ、ほのかに甘くて上品な味がして
これまでのお茶の概念が変わりました。
御殿場とお茶の関係。
ちょっと興味深かったので紹介させていただきました。
2018/05/23