仕上がりを見据えて
YAMATOの家の内装工事。
内部の仕上げには、左官やクロス、羽目板など
様々な素材が関わってきます。
今日はその中からタイルについて。
タイルは大きさも厚みも様々。
そのためタイルのサイズに合わせて
どのような納まりにすると仕上がりが綺麗かを検討するために
タイルの割り付けを考えます。
割り付けでは、タイルをどこから貼り始めるのか、
タイルを貼る方向、目地の位置などを検討します。
目地は「イモ目地」「ウマ目地」と呼ばれる貼り方があります。
芋の根っこが均等に綺麗にならぶところからイモ目地。
スッキリしたイメージです。
そしてタイルの大きさに合わせてニッチの高さや寸法を決めているため、
タイルの線が揃って綺麗に見えます。
一方「ウマ目地」。
馬の足跡が交互になっているところからこのような名前になったようです。
タイルの存在感が強調されるイメージです。
さらに目地の色をグレーにするか、ブラックにするかなどでも
印象は大分変ります。
時にはタイルの割り付けに合わせて
壁をふかしたりすることも。
仕上がりから納まりを考えると
最終的に納まりよく洗練されたものになります。
細かいことですが、その細かさを追求するのも設計の醍醐味です。
小宮山
2023/04/21