時代で変わる美しさ
今週末は、学校の中間テストがあります。
中間テストの科目の中には、建築史があるため、
今は、建築の歴史について学んでいるのですが、
せっかくなので復習もかねて、
今日は、建築の歴史についてブログを書きたいなと思います。
建築の歴史の中でも、特にごてごてとしたデザインの建物が多いのが、バロック時代。
バロック時代の建築は、1590年頃から盛んになった建築様式で、
建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めた様々な芸術活動によって空間を構成し、
複雑さや多様性を示すことを特徴とするものです。
特に内部空間の複雑な構成は、他の建築様式とは際立った特色となっています。
バロック建築は、反宗教改革の中でカトリック教会が信者を取り戻すために
豪華で派手な装飾を施した教会を建設したことから始まりました。
その後、フランスやイギリス、スウェーデンやポーランドなどヨーロッパ各国に広がり、
中南米や東南アジアにもキリスト教化の推進に伴いバロック建築の教会が多数造営されました。
バロック建築の代表作として有名なのは、
・サン・ピエトロ大聖堂(バチカン)
・トレヴィの泉(ローマ
・ヴェルサイユ宮殿(フランス)
など。
もちろん日本にもバロック建築の影響を受けた建物があります。
代表的なのは、
・旧岩崎邸(東京)
・法務省旧本館(東京)
・赤坂離宮(東京)
・東京国立博物館(東京)
・日本銀行本店(東京)
などです。
まさに躍動的という言葉が良く合う造形のバロック建築。
この「バロック」という名前。
後の時代の人がつけた名前なのですが、
実は、「歪んだ真珠」という意味を持っています。
「なんて下品で、悪趣味なの?!」と少しバカにしたような意味合いでつけられた名前のようです。
時代が変わると、人々が美しいと思うものも
こんなに大きく変わってしまうのですね。
今の時代の建物を、後の時代の人々が見たらどう思うのでしょうか…。
石田
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2023/06/15