立体的に想像する
今週は、絶賛打ち合わせ中のオーナー様の
パースの作成をしております。
室内の製作家具や、室内建具、照明などが決定し、
今後はいよいよ仕上げのお打ち合わせです。
家づくりは、
建物の設計意図や構造、機能を正確かつ明確に伝えるため、
基本的に平面の図面で、進んでいきます。
基準線や寸法を記入したり、線の太さや種類を変えるなど
表現方法はさまざまな工夫がされていますが、
やはり平面だけでは伝わりにくいことも多いです。
また、立体の想像が得意な方もいらっしゃいますし、
苦手な方もいらっしゃいます。
立体が想像出来る人とは、空間認識能力や空間認知能力が高い人のこと。
空間認識能力とは、三次元の空間において人や物の位置や関係を把握する能力で、
空間に関する情報を記憶したり、操作したり、推論したりすることが得意とされています。
立体が想像出来る方の特徴としては、
・地図や図面から実際の地形や建物を理解できる。
・運動やスポーツが得意で、ボールの軌道や距離感を正確に判断できる
・絵や図形が上手で、奥行きや遠近感を表現できる
・パズルやブロックなどの立体的な遊びが好きで、様々な形や組み合わせを考えられる
・新しい場所でも迷子にならず、方向感覚が優れている
などがあげられます。
このように特徴を見てみると、子どもの頃の環境などにも左右されるのかなと思いました。
しかし今の時代、頭の中で想像できるかできないかは、
あまり関係なくなってしまったのではないかと思います。
パソコンの中で立体的に家をつくることが出来るからです。
立体でつくり出された家は、
頭の中で想像するよりもはるかにわかりやすく正確です。
平面図からこんな感じかな?と想像するのが得意な方にも
苦手な方にも、パースはとても喜んでいただけています。
これからもこのパース作成が、
皆さまの大切な家づくりの手助けになれれば幸いです。
石田
設計事務所 YAMATOの家
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2023/06/22