内覧会ご来場ありがとうございました!
まず、今回の内覧会、多くの方にご来場していただき
本当にありがとうございました
先週末の17日から19日の3日間、御殿場市にて内覧会をさせていただきましたが、
多くの方にYAMATOの家を見ていただき、たいへん嬉しいです。
YAMATOの家を知ってる方も知らなかった方も、『素敵ですね』と言っていただけたことは、
とても励みになります
今回、お忙しくご来場出来なかった方に少しだけ写真を載せますね
写真越しでも、木の香りが漂ってきそうですよね
これからも御殿場、YAMATOの家をよろしくお願いします
また、今回内覧会にあたりオーナー様、ご近所の皆様、
ご協力本当にありがとうございました。
P.S来月中旬にも、御殿場市内にて内覧会を開催させていただく予定ですo(^▽^)o
また、近くなりましたらご案内させていただきます!
よろしくお願いします
羽切徹の現場レシピ OPEN
ついにわたくし、羽切徹の現場レシピがはじまります。
このコーナーは、なかなか知ることのできない現場のさらに現場。
仕上げ材のしたのした、家の中のなか。の造り方をご紹介しようと思います。
同じに見えて、同じじゃない。ここが!一番 大切 なんです。
ここで 家の価値 が大きくかわります。
ちなみに僕が考える家の価値は、もちろん現場ですので、
メンテナンスがどれだけかからないか。
この一点に絞っていきます。
あ、やっぱりもう一つ。デザイン性にもこだわります。
あと、職人さんの技術にも、いややっぱり全部にこだわります。
さっそくですが、記念すべき一品目。
YAMATOの家ではおなじみの左官による外壁の塗り壁です!
僕も他社にて左官塗り壁には携わってきましたが、
これが本当だ!という塗り壁にであったときは感動しました。
そのレシピをご紹介します。
YAMATOの家の外壁左官塗り壁の違いを堪能してください。
まず、左官工事に入る前の下準備です。
(ここに至るまでに、 構造用合板→防水紙→胴縁 の前段階がありますが、割愛とさせていただきます)
ラス貼りです。ここ!チェックポイントです。
長持ちする外壁はここで決まる!!と言っても過言ではないでしょう。
ラス材にはいろいろと種類が出ていますが、大きくわけると二種類です。
波ラスと平ラスです。
違いは名前の通りです。
波状となっているか平らかという違いですが、どちらを使うかによって大きくかわります。
料理でいうと、塩を使うか砂糖を使うかくらいの違いが出ます。
波ラス
平ラス
これだけだとわかりにくいので、塗り壁の性質について
勉強する必要があります。
みなさまは住宅の基礎と言われる部分…鉄筋コンクリートをご存知かと思いますが、
その仕組みと似ています。
よく見かける下のような部分が基礎です
コンクリートと鉄筋。
お互いがお互いの弱いところを補う。
そして、お互いのよいところは伸ばす。
だから、家をがっちりと支えることができるのです。
そう!そうなんです。
この理論を塗り壁に例えると、塗り壁材はコンクリート。ラス材は鉄筋なのです。
お互いがかみ合わなければ、悪いことだらけですが、かみ合えばよいことだらけです。
塩を入れたつもりが砂糖入れていた…では済みませんね…
だから波ラスを使うんです。
というか、波ラスを使わなければだめなんです。
まず、ここを押さえておけば、五年後…ヒビだらけの家にはならないでしょう。
次に下塗りです。
下塗り作業風景。
ここでじゅうぶん鉄線に絡ませます。
下塗り熟成中。
一~二週間ほど熟成させます。
中塗り作業風景。
ここで丈夫な下地を作りつつ、仕上がりの美しさに配慮した、
職人さんの影の腕の見せ所です。
ここで!チェックポイント!!
この中塗りの段階でさらに、中塗り材に絡ませながら繊維系メッシュでぐるぐる巻にします。
なかなかここまでやってくださる職人さん、会社さんはいませんね。
なんて簡単に言っていますが、しないで困るのはお客さんですからね…とっても大切な工程です。
そしてさらに一週間~二週間 熟成させます。
そしていよいよ仕上げです。
仕上げにも、下塗りと上塗りがあります。
まずは、下塗りです。
こちらは次回(来月予定)の内覧会させていただくオーナー様のお家です♪
ここまで来ると、家全体の雰囲気が見えてきます。
ですが、、まだ下塗りです。
膜を張ったところでいよいよ!!
上塗りを行います。
上塗りする際に、模様をつけていきます。
ちなみに上の写真のお家は今週の10月17日~19日で行わせていただく内覧会のお家です♪
そうして完成です。
写真ではわかりにくいですが、
実際のものを見ると、左官塗り壁特有の柔らかさや、重量感、高級感。
これだけの工程を経て造られる左官塗り壁は、時を経て風合いが増し、
すたれることのない不変の美しさを保ちます。
それでは記念すべき第一回 羽切徹の現場レシピを終わりにします。
ぜひ、みなさまの家づくりのご参考にしてください。
本物は時が経つほど美しい。
次回もお楽しみに
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