呼吸する家
上棟を迎えさらに設計業務が多くなってきた
ここ最近ですが・・・
またまた始めます。
マニアックなブログ「設計レシピ」
前回は「通風」と「換気」について
触れさせてもらいました。
ではでは「換気」について掘り下げたいと思います。
まずは「換気」には
範囲と方法で区分されます。
範囲とは、家全体を換気するか。
家の一部で換気するかです。
そして方法。
方法は簡単に分けると
自然に換気するか、
機械で強制的に換気するかです。
機械でというと、
お風呂についているバス乾燥機にも
換気設備としての機能が付いています。
ホルムアルデヒドやシックハウス症候群など
これらを対策するために法律で
2時間で1回以上家の空気を換気するように
24時間換気という設備を設置することが
規則として定めています。
これは法律なので抜け道はありません。
自然素材を使って調湿しているから大丈夫。
そんなことはありません。
ここで建築士としてご紹介したいのは
設備に頼らずに
一生涯タダであろう自然の力を使う事。
設備はメンテナンスも必要ですし、
導入にはお金がかかります。
もちろん安定性がない自然なので
YAMATOの家でも
機械換気設備は設置しています。
でも、
「自然に暮らそう」YAMATOの家
自然に換気できるように
土地が決まって、間取りを検討している時から
検討しています。
そのヒントは・・・
「重力」と「風力」
次回!!「自然に暮らそう」にてご紹介します。
まだまだ換気というマニアックな世界の案内は続きます。
いよいよですね!
また新たにYAMATOの家が上棟をむかえました。
当日は汗ばむほどの良い天候に恵まれ、
棟梁をはじめ、たくさんの大工さんたちが
腕を振るってくれました。
今日もオーナー様と現場でお打ち合わせ。
今まで図面でしか表現できなかったですが、
実物をみるとより打ち合わせに熱が入ります。
まだまだスタートしたばかりですが、
安全第一でこれからも
オーナー様の家づくりを
支えていきたいと思います。
風を読む
今朝はかなりの冷たい風を感じる御殿場。
家づくりでも「風」はとても重要な要素です。
ではでは、マニアックなブログ
設計レシピ始めます。
まずは家づくりにおいての「風」とは?
イメージとしては、
夏場の「涼」をとるイメージが強いかもしれません。
この時季に夏のイメージといったら
肌寒い感じがしてしまいますね(笑)
建築において「風」とは、
大きく分けて2つあります。
それは「通風」と「換気」
前記の「涼」をとるのは「通風」に分類されます。
「通風」は人が風を感じ、
体感温度を下げることを示しています。
簡単なイメージでは「エアコン」でしょうか。
これは人工的な風を使っているので、
完全な通風の定義とはちょっと違いますが。
では「換気」とは?
人が風を感じないほどの微風で
空気をクリーンにすることが主な役割で
体感温度を下げることは期待していません。
こちらのイメージは「キッチンの換気扇」
通風はイメージしやすいかもしれませんので、
設計レシピとしては「換気」をご紹介していきます。
換気と言っても、「自然」と「機械」とまたまた2つに分類され
そこからまたまたさらに細かな分類があります。
でも、これらの内容が少しでもご理解いただけたら、
快適な家には「換気」が重要だということが、
最後に判明するかと思います。
次回は、「風を読む 設計レシピ 第二段」として
「呼吸する家」をご紹介したいと思います。
皆さんも「風邪」だけには気をつけてくださいね。
私からの贈り物
設計レシピの内容をっと思って
いろいろな写真を見ていました。
たくさんのオーナー様との思い出も。
たくさんの職人さんとの出会いも。
そして自分が苦労したことも。
年末が近くなって振り返りが・・・
そんな中、設計担当として
いろいろな家づくりに携わって
家のデザインでも、
ここはいつも悩むな~ってところを
今回はご紹介。
それは・・・
「手摺のデザイン」
YAMATOの家では、
吹抜けがある家が沢山あります。
吹抜けの詳しい説明は後日として、
その吹抜けにつける手摺は
毎回悩まされます。
オーナー様からは
こんなイメージにしたいと
ご要望はいただくのですが、
私が設計するのは
木でつくる手摺ではなく
「自由度が高い鉄でつくる手摺」
鉄骨とよばれる材料で手摺を作ります。
木より何で?
っとなるかもしれませんが、
鉄はYAMATOの家がつくりだす
オーナー様らしい家としての
個性をデザインするために
とても重要なのです。
しかし、
木より重たく、
鉄は自由に加工できる反面、
自由に設計できるぶん
設計者の判断が重要になります。
そうしないと・・・
少しの力で揺れてしまう手摺や
危険を伴う手摺をつくることになってしまうからです。
毎回、この図面を描くときは
鉄骨職人さんと相談して作り上げる。
一番図面に時間がかかります。
写真は全て同じように見えるかもしれません。
でも、階段の手すりとのつなぎ方、
角度、長さ、高さなどが
すべて違います。
それはもちろん
間取りが全て違うこともありますが、
オーナー様ご家族の
家族構成、身長、そして好み。
これにも合わせて設計しています。
さぁ、また一つ新しい手摺が完成しました。
今回は「鉄とアクリルと木」の3つ融合です。
これは今まで以上に設計に時間がかかりました。
オーナー様と職人さんとYAMATOの3つの融合の
家づくりを是非、ご堪能ください。
今月に、完成見学会です!!
詳しい情報はYAMATOの家ホームページで!
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