羽切徹の現場レシピ 第8章 《生コン》
みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
きょうは、少し間が空いてしまいましたが、
基礎工事の続きのお話をさせていただきたいと思います!
前回、鉄筋工事のお話をさせていただいたので
今日は生コンです!
生コンは奥から手前に…ということで、奥から打設を始めました!
生コンを打設したら、バイブレーターと呼ばれるもので
生コンの打ち込みに合わせて振動を加え、キワまでしっかりと
生コンを送り込みます!
その作業を繰り返していくと、徐々に全体的に打設されていきます!
しかし、そのまま放置してはいけません!
生コンが固くなる前に!
写真のように、表面を同じ高さとなるよう整えていきます!
固まってからでは手の施しがなくなってしまうので
気をつけましょう
そうして、全体的にこの処理が終わってから、
少し時間をおいてコンクリートが少し固くなったら、
コテでおさえてあげます!
基礎工事のベースコンは、平らに打つから簡単なイメージがありますが、
出来上がるまでにこのような段階を踏んで仕上げていくので、
大変な仕事なんですよ
そうして、出来上がったベースに内型枠を組みます!
そうして、今度はこの立ち上がり部分に生コンを打設します!
バイブレーターを使用する!
奥から打設を始めまるなど、打設の手順などは、ベースコンの時と変わりませんが、
天端の仕上げ方が少し変わります!
基礎の立ち上がりの天端の上には何がのりますか?
そうです!
土台がのります!
その基礎の天端が斜めに傾いていたり歪んでいたら、
上に建てる建物も傾いてしまうと思いませんか?
なので、この立ち上がりの天端の高さは非常にたいせつになります!
そのため、立ち上がりの生コンのあとに、レベラーと呼ばれる、
流動性の高いもので、平らに仕上げていきます!
そうして、養生をしっかりおくことが生コンのよりしっかりした強度を発揮できるようにしてあげます
基礎だけでもかなりの工程を経て完成にまで至るのです
しかし、基礎!
建物のほんとに基礎、土台です!
建物に目がいってしまいがちですが、
その建物を支えてるのはこの基礎です
基礎工事にも興味を少しでも持っていただけたら、
嬉しいです
本物は時が経つほど美しい…
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