下地材
壁や天井などによく使われる下地材が
「石膏ボード」と呼ばれる下地材。
石膏を芯材として、両面に特殊な紙がはられた
家づくりどころか建築物を造る時には
無くてはならない下地材です。
基本的には規格サイズで現場に搬入して、
大工さんたちが場所に合わせてカットしていきます。
切断面はこんな感じで、白い物が石膏です。
でも他にもYAMATOの家では下地材として使っています。
その切断面はこんな感じ。
白い石膏が見えませんね。
なぜなら、石膏ボードではないからです。
「下地用合板」
ただの下地用合板ではありません。
石膏ボードと同じように表面に特殊な紙がはられているので、
左官仕上げやクロス仕上げなどがきれいに出来る。
なぜこれを使うかと言うと、棚や壁掛けテレビなどの
重たい物が取り付けられる部分を補強するためです。
石膏ボードにも設置はできるのですが、
あまり重たい物はオススメできない。
なのでこれ!
現場で貼られてしまうと切り口が見えない限り
同じに見えてしまうのですが、全然違う下地材。
今日は縁の下の力持ちの下地材をご紹介しました。
「留」なんと読むでしょう♪
正解は「トメ」と読みます。
漢字検定ではありません。
建築用語として「留」はよく出てきます。
現場でも「留で納めればいいよね」てな感じで
大工さんと話をします。
留(トメ)とは45度で部材通しをつなぎ合せる事。
ざっくりな説明よりこの写真で。
アップで和室の畳寄せを撮影してきました。
45度でカットなら機械で簡単♪
そんなたやすいことではありません。
加工する木の微妙な寸法の差や、
設置する場所の数ミリ単位での調整など。
「さすが棟梁!!」て言いたくなる感じですが、
この留。ほとんど目立たない。
それでもチラッと見えた時にカッコイイです。
他のオーナー様達の家にも必ずあるはず!
皆さんも見つけてみてくださいね。
出来形検査
基礎が完成。
そして上棟。
とは簡単にはいきません。
YAMATOの家の「基礎 出来形検査」
トランシット、メジャー、レベル測定器、水平器を持って
完成した基礎が図面通りに出来上がっているか、
施工精度に問題はないかを確認します。
いつもYAMATOの家づくりを支えてくれている
基礎職人さんたちが作ってくれていても、
もちろん検査します。
配筋検査の時にも寸法などを検査しているのですが、
その上、完成してからも検査。
家を支えてくれる基礎。
後戻りができないからこそしっかり検査します。
今回も問題なく「合格」
それにしてもYAMATOの家の基礎は
本当に細かく作ってあることを再認識させられた
出来形検査となりました。
そのへんもいつかご紹介させて頂きますね。
お化粧してあります。
YAMATO平屋の家にこんなものがありました。
梁と束に紙がまかれています。
他の梁や束はなんにもされていないのに。
なぜか。
これは「化粧梁」というものです。
他の梁などの構造部材は壁の下地材で
見えなくなってしまうのですが、
お化粧をしている梁や束は、最終的に見えてきます。
なので、大切に保護されています。
今回はリビング・ダイニングの天井が勾配天井となる
計画になっていたので、
構造材の寸法や配置などの見た目もきれいになる用に
設計の段階から計画されているようです。
このお化粧が最もきれいに見えるのは、
周りが完成した時なので、しばらくはこのままです。
引き続きFacebook等でお楽しみに。
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