イタリアと家づくり
YAMATOの家で使われている仕上げ材料の中には、
もちろん静岡県産やMADE IN JAPAN!もありますが、
世界から手に入れた材料もあります。
今日はその中からイタリアから入手している材料を
ご紹介させて頂きます。
何かと言うと・・・
皆さんのなかにも大好きな方が多いのではないでしょうか。
「タイル」です。
タイルと言うと本当に多種多彩。
色はもちろんの事、
ガラスや陶器などタイルそのものの材料が違ったり、
楕円や丸など四角いタイル以外の形、
さらには床用、壁用、外の床用など使える場所が違ったりと、
タイルと一言でいっても簡単にはご紹介できません。
なので今日はYAMATOの家づくりの中から、
玄関ホールで使用したタイルを2つご紹介させて頂きます。
YAMATO小山町の家のエントランスホール。
おそらくオーナー様奥さんが玄関という表現より
エントランスという表現が好きそうだからあえて変えて。
このエントランスホールの壁に、
イタリア産のタイルが使用されています。
よ~く見ると絵が描いてあったりするタイル。
照明で少しライトアップさせてもらって、
エントランスホールを美術館のアプローチのように
演出してみました。
お次は、YAMATO川沿いの木の家づくりの
玄関ホールよりご紹介させて頂きます。
自然石のような色合いをしていますが、
これもイタリアで作られたタイルです。
周囲が「木」と「左官」で本格派の仕上げ材で仕上げられた玄関。
そのアクセントとしてタイルを採用しました。
雰囲気が全く違う家づくりですが、
すこしタイルを採用するだけで空間がさらに魅力的に♪
いろんなタイルがありますので、
またご紹介させて頂きますね♪
一級建築士 峯田
家づくりとお財布
最近はちょっと小難しい内容ばかりだったので、
今日は少しだけかる~い内容でお届けさせてもらいます。
家づくりとお財布・・・
設計担当としてオーナー様ご家族とお話しするときに
雑談としてお聞きするのが「お財布をどっちがもっているか」
ネットでも情報があるようですが、
YAMATOの家のオーナー様ご家族ではどんな感じか、
私が把握しているなかで調べてみました。
YAMATOの家のオーナー様ご家族では、
奥さんが家計のお財布を握っているのが77.77%
ご主人が家計のお財布を握っているのが22.22%でした。
YAMATOの家のオーナー様ご家族では、
奥さんが家計のお財布を握っていることが圧倒的に多い結果。
これで何が言いたいかというと、
ご主人が夢を語ることが多く、奥さんが現実を語ることが多い。
日々の家計のやりくりをしているからこそ、
家づくりも現実的に行っていることが多いのかもしれません。
すべてのオーナー様ご家族がというわけではありませんが、
打ち合わせをしているとそんな感じを受けます。
また、ご主人がお財布を握っているという
YAMATOの家のオーナー様ご家族の話を聞くと、
①奥さんがガス代とか数字を見るのが嫌だから。
②ご主人がパソコンを得意で家計簿をつけてくれているから。
③ご主人が稼いだお金を奥さんに握られたくないから。
こんな理由が多かったように思います。
あるオーナー様ご主人は毎月のガス代もしっかり覚えていて、
ご主人がさらっと答えた代わりに、
奥さんはそうなんだ~という感覚。
でもそのあとのご夫婦の会話が素敵でした。
奥さん「たまに使いすぎて悪いな~という時もあるんだけどね」
ご主人「料理を作るためにつかうんだからしょうがないよ」
こういう会話がさらっとでてきたのが記憶に残っています。
素敵なご夫婦♪
今日、このブログでご紹介したかったのは、
YAMATOの家の打ち合わせでの雑談は、
家づくりの内容にとても重要な時があるということです。
お財布をどちらが握っているか。
そんなことも結構重要なのかもしれませんよ。
ちなみに、峯田家では私が家計のお財布を握っています。
というどちらでもいい情報で締めくくらせていただきました。
二児の父親 峯田
住宅と炭素税
昨日に更新させて頂いたノーベル賞と住宅というブログ。
結局のところ炭素税をご紹介させて頂く内容になりました。
ではなぜ炭素税をご紹介したかったか。
それがまもなく訪れる2020年という大事な年。
そう、東京オリンピック開催の年!!
それもですが、2020年には住宅の省エネ基準の義務化。
これがとても大きな内容になってきます。
今までは断熱性能等については
住宅性の評価や長期優良住宅などを取得しなければ
法律上は、まぁ極端に言うと断熱材がなくても
住宅がつくることはできました。
でも2020年からはそれは法律違反になります。
省エネ基準もしっかり検査の対象になります。
ただここで注意なのが法律を守ればOKと言うところ。
皆さんが想像しやすい物で、耐震等級と言うものがあります。
耐震等級1は、法律に基づいているレベル。
耐震等級2は、法律の1.25倍に強化したレベル。
耐震等級3は、法律の1.5倍以上に強化したレベル。
そう、法律を守るといっても細かく分けるとこれだけあります。
これは省エネ基準についてもいえる内容です。
基準の内容を見ると、
日本はまだまだ省エネにはおくれをとっているのが現状。
最低限というのはやっぱり最低限。
でも昨日紹介した炭素税を思い出してみてください。
省エネ性を上げるという事は、
断熱性を上げ、家の消費エネルギー(一次消費エネルギー)を
削減できるという事。
ということは家から発生する炭素の量が減らせる。
これでもうお分かりになったでしょう。
炭素税が本格的に導入された時に、
省エネ性の高い家を建てていれば税金対策になるということ。
炭素税を無駄に払わなくてもいいかもしれない。
いまはまだ炭素税が個人には向けられていませんが、
日本政府も徐々に炭素税について検討し始めているようです。
家は何年間そこにある予定ですか?
1年や2年ではありませんよね?
その時、日本政府はどんな動きをしていますかね?
少し家の見方が変わってもらえるとうれしいです。
まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、
これだけは最後にしっかりお伝えしておきます。
YAMATOの家ではもうすでにずっと前から
断熱性や省エネ性を確保した家づくりに取り組んでいますよ。
住宅省エネルギー技術者 峯田
ノーベル賞と住宅
ある記事が目に留まったのでご紹介させて頂きます。
私の個人のFacebookに登場してきたその記事には、
ノーベル経済学賞を受賞した人は炭素税の提唱者という
ちょっとなにいっているのかわからなさそうな内容でした。
まずはノーベル経済学賞を受賞したのが
ウィリアム・ノードハウス米エール大教授で
「気候変動を長期的なマクロ経済分析に組み込んだ」ことを
評価されて受賞したようです。
受賞した内容は私にはかなり難題なのでおいといて、
このノードハウスさんが提唱したのが「炭素税」というもの。
簡単にいうとたばこ税や酒税とおなじもの。
炭素を大量に発生させるから地球環境が悪化してしまっている。
なので石炭や石油などの化石燃料の炭素の含有量に応じて
税金をかけていこう!というものです。
炭素税について環境省の調査によると、
1990年にフィンランドが世界で初めて温暖化対策税として
炭素税を導入したのを皮切りに、
スウェーデンやノルウェー、デンマーク、オランダなどに
すこし形は違いますが炭素税を導入して行っています。
日本でもすでに環境税の一部として炭素税は存在していますが、
おそらく皆さんはそんな税金があるの?
ぐらい身近なものではないのかもしれません。
でもフィンランドでは皆さんが家庭で使っている暖房器具が
使うエネルギーについても炭素税がかせられています。
しかも日本では1トンのCO2あたり289円なのに、
フィンランドでは7,640円(暖房用)という金額です。
もちろんこの高額な税金のかわりに所得税を引き下げたり、
ポルトガルでは電気自動車の購入費用の還付などに
税金が使われています。
ただ、これをなぜ私が紹介したかったのかは、
明日のブログでまたご紹介させて頂きますね。
家づくりの見方が少しかわるかもしれません。
住宅省エネルギー技術者 峯田
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