いや2年後には!?
週末ではないのですが、設計レシピっぽいブログをアップします。
今年の5月22日・・・まだ1ヶ月も経っていませんが、
「設計レシピ!10年以内に・・・」←リンクあり。
で国土交通省が会議で進めている
「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」の
第三回の会議の内容を紹介をさせていただきました。
その中で10年以内、2030年には
今回見送りになった、住宅の省エネ基準の適合の「義務化」が
と紹介していた・・・
なななんと!!
第四回の会議で「2023年」なる文字が!!
もうすでに2年後の文字です。
しかも1人の人が言っている内容ではないです。
意見をあげているほとんどの人の内容が
2025年でも遅い「2023年には省エネ基準の適合の義務化」。
この言葉が上がっています。
ということは・・・
今すでに「省エネ基準の説明の義務化」で
「説明を求めない」または「適合を求めない」という選択をしていたら
早いと2年後には時代に合わない家になるんです。
2年後ですよ!?
ようやく新しい我が家での生活が落ち着いた。
そう思っていたら時代遅れの家・・・
悲しくないですか?
悲しいどころか資産価値としていかがなものなのでしょうか?
いやいや資産価値とか言っている場合ではなく、
周囲に新しい家が建っていくと、
その時には「健康を害する家」や
「寒い家・暑い家」
「燃費の悪い家」の我が家・・・
嫌ですね・・・
ただ今は「説明の義務化」だけなので、
今がよければOKという方は、
「説明を求めず」「適合を求めず」でいいと思います。
人によっては「またどうせ延長されるでしょ・・・」
そう思って適合の義務化に無関心の建築士・建設会社が
おそらくいるかと思います。
ただ世界的な流れで住宅の省エネ化は
かなりのスピードで進んでいます。
その状況下でいつか日本が置いて行かれるのを期待するか、
日本も遅れてはいるけれど、
諸国に追いつくように政府が動くのを期待するのか。
政府だけではなく日本の建材メーカーさんも含めて
どちらに動くのか・・・
いろんな力のぶつかり合いが起きると思いますが、
YAMATOは政府の動きはどちらでもいいです。
好きにしてくれれば。
省エネの適合の義務化の基準はすでにクリアしているのはわかっているし
そこが目的ではないから。
御殿場と小山町で当たり前に快適な家。
これが今日そして明日からもYAMATOの家が追い求める
家づくりの根底にあるので。
日本のことは考えていません。
周りのことも考えていません。
YAMATOの家のオーナー様ご家族に
快適な家、オーナー様ご家族らしい家の提案を考えます。
YAMATOの家 峯田
一級建築士事務所 YAMATOの家
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設計レシピ!また来た、寒い吹き抜け!!
先週でしたよね!?
設計レシピで「吹き抜けのデメリット!!」←リンクあります。
ということをアップしたのが・・・
が!!今日の打ち合わせでもまたしても来ました!!
「吹き抜けって寒くないのですか?」
おそらく前回のブログでもまだ不足だった様子なので
今日は前回の補足という形で
「寒い吹き抜けの作り方」
をご紹介させていただきます。
寒い吹き抜けの作り方
①ガラスを複層ガラスにする。
吹き抜けということは1階より高い位置に窓が設置されます。
こんな感じですね。
これが寒さの根源です。
「うちはペアガラスなので・・・」
これいつの時代の窓の説明ですか?
ペアガラス(複層ガラス)だと熱貫流率は3.49W/(㎡・K)
せめて
「うちはLow-e複層ガラスです。」
これでも熱貫流率2.33W/(㎡・K)のガラスの仕様。
これらだと、冬場の寒い外気温を窓が受けて
リビングなどの上にある吹き抜けの窓がみごとに冷やされて
コールドドラフトと呼ばれる、冷たい空気が落ちてくる。
なんだかリビングが寒い・・・吹抜けがあるからだ!
吹き抜けが寒いという流れの1つ目が完成です。
②アルミサッシまたはアルミ樹脂複合サッシを使う。
1つ目とだいたいセットになってくるのが
アルミサッシまたはアルミ樹脂複合サッシ。
「うちはアルミ樹脂複合サッシのLow-e複層ガラスです」
いつまで平成初期の説明をされているのでしょうか・・・
今は令和ですが・・・
1つ目でお伝えした窓が冷やされるということは、
ガラスだけではなくて窓枠も冷やされます。
窓ガラスをいくらLow-e複層ガラスにしたところで、
一番の弱点になるのは窓枠。
冷たくなった、かつ結露した窓枠。
結露しているといことは、そもそも室内の温かい空気を冷やした証拠。
窓枠が室内の空気を冷やしてくれてこれまた室内温度が低下。
あっ・・・やっぱり吹抜けが寒い・・・2つ目の完成です。
③玄関に吹抜けをつくる。
私はバブル期というものを知りませんが、
これは昔流行った間取りの作り方。
建築士がバブル期の気分が抜けていないと
このような間取りの提案があるかもしれませんね。
玄関ドアを開けると玄関ホールに吹き抜け「ドーン!」
そこに階段とシャンデリアみたいな照明が「バーン!!」
機能もなにもないただの見栄っ張りな寒い吹き抜けの完成です。
ただ、家の中で一番開閉が多いのが玄関ドア。
一度に空気が出入りする。
さらに玄関ドアの断熱性能が基本的には悪い。
普通の既製品の引戸を使っていたら、
「冷たい空気さん家の中へどうぞ。」
と導いているのと変わりありません。
なので玄関に吹き抜けのプラン・・・寒い吹き抜け3つ目の完成です。
④シーリングファンをつけない。
シーリングファンとはこういうものです。
「おしゃれですよね?」
いや~我が家にはおしゃれなものはいらないな・・・
このように言いつつ吹抜けを作ってください。
寒い吹き抜けを作ることが出来ます。
前回のブログでもご説明させていただきましたが、
物理的に温かい空気は上に、冷たい空気は下に。
これは物理的な法則でかならずこうなります。
いくらリビングで暖房をつけたとしても
温かい空気が上にいったまま降りてこず、
寒い空気ばかりがどんどん降りてくる。
「寒い空気いらっしゃ~い♪」です。
シーリングファンを飾りだと思っているからこそ
寒い吹き抜け4つ目の完成です。
今日は寒い吹き抜けの作り方をご紹介させていただきました。
わざわざ寒い吹き抜けの作り方をご紹介したのには
意味があります。
上記のような提案を受けるぐらいなら
「吹き抜けをやめてください。ご家族の健康を害します。」
このような提案を受けないためにも
寒い吹き抜けの提案する方法をご紹介させていただきました。
ご紹介させていただいた写真はYAMATOの家づくりのもとに
設計および施工されているので
寒い吹き抜けには「該当しません!!」
どちらかというと吹抜けがあるからこそ「家全体が快適」という
設計及び施工がされていることをオーナー様ご家族に変わって
しっかりとお伝えさせていただきます!!
ちなみに先週の「設計レシピ!吹き抜けのデメリット!!」
やはり皆さんの反応が抜群に良かったです。
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次回は是非!!
今日は午前中は大和建設の社員で
沼津の牛臥海岸にて海洋プラスチックごみ回収の
6R県民運動を実施してきました。
毎年行っている海洋プラスチックごみ回収活動。
通常は沼津の千本浜公園で行うのですが、
他の企業さんも行っていることが多いので、
今回は場所を移して実施しました。
ただ、海はやはりつながっているものです。
千本浜と同じように牛臥海岸も
ペットボトルの蓋やストロー、ビニル袋、
プラスチック容器などを多く回収することとなりました。
この活動も大和建設の社員だけが・・・
というわけではありません!
社員の家族が参加してくれたり、
社員の家族のご友人が来てくれたり、
たまたまその場にいたご近所の男性も飛び入り参加してくれたり、
さらには牛臥海岸にあるウインドサーフィンショップの「ドゥメールオオカワ」の方々も
参加してくださって、
大人18人、子供9人・・・最年少2歳!!
本当に多くの皆さんが共に活動してくださいました。
ウインドサーフィンショップ「ドュメールオオカワ」の方がおっしゃっていました。
「毎週掃除をしているけど数が減らない・・・」
今回も残念ながらこのように多くのごみを回収する結果となりました。
おおくゴミが回収できたことが素晴らしいことではありません。
これらは我々、人間が排出した地球を汚すしかないゴミです。
適切に処分してくだされば私たちの活動はいらないのです。
そして多くの皆さんがマリンスポーツを楽しめる海になるのです。
そしてきれいな海になることで多くの海洋生物が快適にくらせ、
私たちに素晴らしい恵みとなって還元されるのです。
1本のストロー。
1個のペットボトルの蓋。
これらは海を漂いながら数えきれないほどのマイクロプラスチックになります。
それらを魚が食べ、ウミガメなどの体にまとわりつき、海を汚し、
その汚れた海で育つしかなかった魚を私たち人間が食べ健康を害する。
1つのごみがすべての始まりです。
その始まりを断ち切るためにも、
プラスチック製品を使うなとまではすぐには難しい。
なので、ゴミはしっかりとゴミ箱へ。
リサイクルできるものは可能な限りリサイクルボックスへ。
1つのごみが減らせるだけでも大きな地球環境改善の一歩になります。
もしもうちょっと動いてみたい!!
という方がいらっしゃいましたら、
次回の大和建設の6R県民運動に是非とも参加してみてください。
皆さんと一緒に静岡の海、日本の海、世界の海。
綺麗にしていきましょう!!
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設計レシピ!このタイミング!?
週末になりましたので峯田が独断と偏見でお送りしている
設計としてのシリーズブログを今週もさせていただきます。
ブログ・・・
どうしてもオーナー様ご家族よりになってしまうので、
今回は「まだ家づくりを考え始めたばかり!」という方向けの
ブログとさせていただきます。
どのような内容かというと
「えっ!?このタイミングでこれ言うの!?」という、
打ち合わせ中に心の中で思ってしまう、
実は早めに言っていただきたいと思う内容をご紹介です。
これ、実際に私が出会ってきたものをご紹介しています。
①ピアノ置き場
これ、YAMATOの家でなぜか多いご要望の1つ。
ピアノを持っていらっしゃる方が多いのですが、
間取りがほぼ決まった!というタイミングで
「あっ!ピアノってどこかに置けますか?」という要望が
ポンと出てくることがあります。
たかがピアノ。されどピアノ・・・
ピアノは実はスペースをそこそこ必要とします。
また、見た目の問題も・・・
早めに言ってくださるとこうやって
YAMATO小山町の家のように、
ピアノの存在をより高めてくれるような
空間をつくることができます。
あとに言われると・・・大幅にプラン変更が必要な時も・・・
②太陽光パネル
トータル予算が見えてきたときでしょうか・・・
「あの~太陽光パネルを載せようかと思うんですが・・・」
間取りに関わるというよりは
見た目に大きくかかわります。
なんといっても屋根の形そのものが変わったりします。
間取りの終盤ともなるとかなりの大変更が必要なことも。
なので太陽光パネルを載せたいときは
かなり前の段階からご要望として挙げていただくことを
すごくおススメします!
③小屋裏収納
これも太陽光パネルと似た形ですが、
「どうも収納が少ないような気がして。
小屋裏収納つくれますか?」
これまた外観に関わる問題・・・
だけではなくて構造や法律もかかわる内容になります。
SNSなどを見ると安易に小屋裏収納をお勧めしている
記事を見かけることがありますが、
家の形だけではなくて、
どういった地域の土地かという部分でも
家全体に関わる問題になることがあります。
家の高さの制限が一番厳しい「第一種低層住居専用地域」という
地域に土地が該当している時は
特に小屋裏収納に対して厳しい面がありますので
これもまた早めにお伝えいただけると嬉しいです。
④パントリー
これもまた小屋裏収納と似た形ですが、
SNS効果が強くでるのがパントリーです。
SNSでもパントリーを「神の空間」のように
あがめているような記事をよく見かけます。
が!!
家の規模に対しての収納の割合というものがあります。
一級建築士の資格試験でもこの割合について
問題が出たことが過去にありました。
「延床面積の10~20%」
ただしあくまでも目安。この過去問もかなり古いものですし・・・
ご家族ごとにライフスタイルが違う、
さらにはYAMATOの家でも
「収納がいっぱい欲しい!!」となった結果・・・
引き渡し後に、
「なにいれるのかな?」
と収納が余る結果に陥っているオーナー様ご家族も。
パントリーは神の空間ではありません。
まずは必要なものといらないものを把握してから
パントリーが本当に必要なのかを
ご要望としてあげることをお勧めします。
パッと思いつく順番に4つご紹介させていただきましたが、
いつも以上にサラサラかけてしまったのはなぜでしょうか・・・
またこういった家づくりスタートする前に
注意していただきたい内容の設計レシピも
ご紹介させていただこうと思います♪
YAMATOの家 峯田
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