原里中学校　グラウンド造成の完成を祝う会

原里中学校のグラウンドにて、原里中学校全校生徒による『祝う会』に

御殿場市役所、原里財産区、原里支所長、大和建設(株)が招かれ、

校長先生より、造成工事に対して感謝の弁をいただき、生徒さんより

原里中学校グラウンド整備工事中は大変なご不便をお掛け致しましたが、校長先生を始め、関係者各位様、

生徒の皆様の御理解とご協力をいただき、事故もなく素晴らしい運動場がここに完成致しました事に心から

さて、教頭先生から「一言お願いします」とお話をいただきましたので、私の中学生の頃のお話を少しさせて下さい。

私は沼津で生まれ、沼津で育ち、中学は沼津市立金岡中学校で学びました。当時の校舎は

木造でボロボロでしたが大切に使い新しい校舎が出来て取り壊される時は感無量でした。

部活は先輩の誘いでバレーボール部へ入部しました。練習は放課後毎日暗くなるまで行われました。

雨が降ればぬかるんで、晴天になれば砂ぼこりが舞う大変、コンディションの悪い運動場でしたが、

しかし、身長１５０センチ・体重４０キログラムの小柄な私は皆と同じ様に練習に参加させてもらえても

選手には登録してもらえず、諦めて辞めようと思った事がありました。

でも、３年生最後の中体連の時でした。試合の途中で監督に呼ばれたのです。

思いもかけぬ途中登板でした。無我夢中でコートへ入りサーブを打ちました。

私のサーブはカーブをしてどこへ飛んで行くのか判らないのです。そんな不器用な私を監督が

選手として使ってくれたのです。「椎田のサーブは武器だ」と言って３年生の最後に私の出番を

３年間諦めず続けてバレーボールをやって来て本当に良かった。いつも私を観ていてくれた監督に

心から感謝し、何事も諦めず続ける事に意義があるのだと言う事を監督から教えて頂きました。

さて、私は大和建設株式会社を３６歳の時、開業いたしました。

今年創立３１年を迎え、現在、静岡県沼津土木事務所・東部農林事務所・御殿場市をＡランクで入札に参加

３０年の道のりは決して楽ではありませんでしたが「あきらめない」気持ちがいつも心の中にあり、今の自分の

原点がこの中学生時代に築かれ、今の自分があるのだと思っております。

人間は生まれた時から片道キップしか持っていません。帰りのキップは誰にもないのです。

何か困った時、皆さんを見守ってくれている先生がいつも側に居る事を忘れないで下さい。

相談できる友人が沢山いる事を知って下さい。そして一日一日を大切にして勉強・運動に精一杯励んで下さい。

2016/05/20 原里中学校 グラウンド造成の完成を祝う会